この公園ではボランティアの方々が里親探し、食事、疾病の介護、避妊にいたるまで面倒をみているらしいのだが、猫の数が多すぎて手が回らないようだ。
本当にたくさんの猫がいた。しかも、チャボや犬までいた。犬がけなげな瞳(自分勝手な見解)で後をついてくるので猫缶をあげた。ペロリと平らげて、こんどは若い男女の後について行ってしまった。
猫沼公園はたいして広くはないうえに、まわりには新興住宅地がひろがっている。子どもが露店で買ってきたヒヨコが大きくなってしまって近所迷惑…なんてときに、気軽に捨てにこられそうな立地条件だ。つまり、この公園の状態は、そのまま地域住民の意識を反映しているといっても過言ではない…ような気がする。
今はどんなふうになっているのだろう。猫山公園のように、地域レベルでの対策がなされていればいいのだが。